陶を通した、暮らし・文化を発信する場所。それがOgamaです。
日本のモノづくりの伝統は古きを守るだけでなく、常に時代の新しさを取り入れながら、今日に継承されてきました。私たちは窯元として、土という古の素材を扱う心を大切にしながらも、時代の感覚にあったモノやコトを提案していきます。
信楽の中心地に位置する窯元散策路。かつて、この周辺には大きな登り窯が多数点在していました。しかし、時代の変遷とともに登り窯は次第にその役目を終えていきました。
使われることがなくなり、長い間放置されていた登り窯ですが、「その姿を地域の文化遺産として後世に伝え、ここで新しい歴史を紡いでいこう」と、自らの手で解体・整備を行いながら2010年「Ogama」は誕生しました。そこから、少しずつ手を加え陶芸教室(2016年)、宿泊施設(2022年)をオープンしました。
Ogamaを運営する明山は、1622年創業の400年続く信楽焼窯元です。私たちは、いつの時代にも先んじて、社会に柔軟に対応しながら革新を重ね、今日までの伝統を築き上げてきました。
伝統は革新の連続です。私たちは、その精神を大切に時代に応じたものづくりを続けていきます。
さらには、陶器製造メーカーとしての枠だけに留まるこなく、企業活動を通じて、信楽の自然/環境/風土を生かした地域の課題解決に向き合いながら、常に産地の新しいその先の姿を追い求めていく企業でありたいと思います。