登り窯が残した先代たちの歴史
わたしたちは長年同じ場所で工房の修繕や改築をしながらものづくりを続けてきました。
以前、登り窯があったため、工房内には斜面が多く存在します。作業効率が悪いかもしれませんが、その不便さを感じる事が、そのまま明山窯の歴史を感じ、先代に感謝し続ける事ができます。
今日も、坂を上り下りしながら、ものづくりに精を出しています。
大切に使い込まれた道具たち
長年使い込まれた亀板、お雛様やオブジェの豊かな表情を表現してきた絵筆、釉薬を吹き付けるスプレーなど職人たちは、日々の作業で相棒のように大切に使い続けています。
中には時代とともに便利になっていったツール、そして、昔から変わらず使い続けられているツールなど様々なものがあります。
わたしたちはそのどちらにも愛情を注ぎながらやきものづくりに真摯に励んでいます。
お手元に届くまでしっかり見守ります
お客さまのお手元に届くのを、いまかいまかと待ち構えるやきものたち。ひとつひとつの違った表情も明山窯の手仕事ならではの良さです。
そっと静かに保管されたものが、仕上げにしっかりと梱包され、最高の状態でお届けできるように心がけています。