今日はロクロ成型場、機械ロクロ成型からレポートです!
ここでは、前回仕上げをしていた花瓶をはじめとする製品の、前段階を行っています。
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粘土で団子を作って、
回る型に入れ、
内側から手でひきのばし、

コテを下し、
合わせ目になる縁を整えて…。
これを二つ作り、

合体!
合わせ目を内側から手で整えて、ひとつできあがり。
手前では粘土が縦回転。
隣では機械ロクロが横回転。
工場では、朝から晩まで常にこれらが回る「ぐんぐんぐん、きいい、ぐんぐんぐん…」というような音が鳴り続いています。
明山窯に来て19年というカサイさん、以前はまったく違う仕事をしていたそうです。
「それまで土触ったことなかったからさ、この団子を作るのが上手く出来んかった」
え?
「今は作った後、手はほとんど汚れへんけど(手を見せて)、下手やと、こう(もちゃもちゃと団子を触りながら)手にべたべた付きよる。これに慣れるまで半年くらいかかったかなぁ」
一見、陶芸というと、かたちを作ることが難しそう、と思いましたが、それよりも「土の扱い」にこそ職人と素人の違いがあるのかも。
団子を作るだけでなく、土の保管、管理、練る時、乾燥させる時、等々。
商品になった時には目に見えないかもしれない、でも本当に良いものになるには外せない、違いが。
以上、ロクロ成型場からレポートでした!
レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!