今回は、窯場にあるクスリ掛けブースからレポートです!
ここでは、クスリ=釉薬(ゆうやく、うわぐすり)をスプレーで掛ける作業を行っています。(専門書によっては「施釉(せゆ)」とも言います。)
今朝は傘立てが並んでいます。
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まずは「コゲ」を内側から
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外側へ。ぐるぐる回しながら。
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今度は「鉄」を同じく、内側から外側へ。
赤錆のような色ですが、焼くと深い黒色になります。(化学反応!わくわくします)
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上部にクスリを入れ、空気圧で吹き出すスプレー。
こちらの傘立てには「コゲ」「鉄」の二種類を濃淡をつけつつ掛けていました。 物によって、一種類のときも四種類のときもあるとのこと。
足元には明山窯調合の釉薬が八種類ほどスタンバイしていました。
クスリ掛けを担当するようになって二、三カ月という石野リュウさん。
品質を均一に作ることに注意を払っているそうです。
「食器みたいに小さい物は難しい。ちょっと濃くしたらすごく変わってしまう」
大きい物も小さい物も、品目も多彩。
ほぼ全ての品がここでクスリ掛けされるのです。
明山窯のバラエティ豊かな商品展開を支える、大事な工程です。
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スプレーブースの内壁。長年の施釉が積もってサンゴ礁のよう。
(今日はモリのミスで、携帯端末による撮影となりました。ぼんやりした画像ですみませんでした!)
以上、クスリ掛けからレポートでした!
レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!