明山窯ブログ

2014.09.29
工場レポート【ロクロ成型場】

今日はふたたびロクロ成型場。

ロクロの前に座る会長を発見!いたしましたので、成型の仕上げからレポートです。

 

DSC_0856-

 

肩書は「会長」ですが、明山窯では毎日働く職人のひとりです。

ここ数年で仕事を徐々に他の職人へ移しているのですが、

「家でじっとしててもよぉ」

と、人の空きがあるところで仕事をしているのでした。さすが。

(今日は以前登場したエンドウさんがお休みで、仕上げに入っていたようです。)

 

印を付け、 必要な長さに切り、

印を付け、
必要な長さに切り、

 

継ぎ目、口元を整え、

継ぎ目、口元を整え、 (上から失礼しまーす)

 

奥から2番目で出来上がり。乾燥後クスリ掛けへ。

奥から2番目で出来上がり。乾燥後クスリ掛けへ。

 

17歳から工場の仕事に入ったという会長。

24、5歳まで登り窯の仕事もしていたそうです。

「おやっさんに機械ロクロ教わったり。薪を2束かかえて運んだりよ。重たかったわ。」

「毎日食べることで精いっぱいやったわ。みんな苦労してはる。今と違て休みは盆と正月ぐらいやし」

会長はやっぱり働き者です…!

 

 

現在計画中のOgama陶芸教室では、先生よろしくお願いしますね。

「口下手やさかいよ。信楽弁やけどやらななぁ」

熟練の職人が教えます。皆さま、お楽しみに!

 

 

そうそう。カサイさん曰く、「会長の機械ロクロは速い。めちゃめちゃ速い」。

気になります。

機械ロクロの前に立っていたらすかさずレポートいたします!

 

以上、ロクロ成型場からレポートでした。

レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!