明山窯ブログ

2015.02.27
工場レポート【小物成形場】

今回は小物成形場から、兜3号サイズの成形の様子をお伝えします!

「え、もう?」

はいもちろん!焼物は急にはできないのです。

 

 

パーツがスタンバイ。これから兜の吹返しになります。

パーツがスタンバイ。これから兜の吹返しになります。

 

こちらはベースの部分。

こちらは鉢の部分。

 

まずは吹返しと鉢の形を整えます。

カーブを付けて位置を確認し、いよいよ、

 

形を整えた吹返し(左手)をドベ※でくっつけます。

吹返し(左手)をドベ※でくっつけます。

※ドベ:粘土のパーツとパーツをくっつける泥。接着剤の役割をはたします。

 

吹返しに細工を入れます。

吹返しに細工を入れます。

 

前立てを左右対称に据え付け、こちらもドベで固定。

 

泥化粧を施します。

泥化粧を施します。

 

「もう撮られることには慣れた」

と、てきぱき作業を進めるのはハヤシダさん。

慣れたどころか、撮りやすいように傾けてくださるほど。ありがとうございます!

 

見せていただいていると本当に手際が良いのです。

例えば、写真4枚目。吹返しに細工を入れるときには左手で鉢をきっちり支える。

そのあとに前立てを付ける。

もしもこの工程を逆にしたらきれいに細工ができないわけで、

そういった手順・段取りが「職人技」を支えているのだなぁと感じ入ります。

 

 

以上、小物成形場からレポートでした!

レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!