今回は小物成形場から、兜3号サイズの成形の様子をお伝えします!
「え、もう?」
はいもちろん!焼物は急にはできないのです。

パーツがスタンバイ。これから兜の吹返しになります。

こちらは鉢の部分。
まずは吹返しと鉢の形を整えます。
カーブを付けて位置を確認し、いよいよ、

吹返し(左手)をドベ※でくっつけます。
※ドベ:粘土のパーツとパーツをくっつける泥。接着剤の役割をはたします。

吹返しに細工を入れます。
前立てを左右対称に据え付け、こちらもドベで固定。

泥化粧を施します。
「もう撮られることには慣れた」
と、てきぱき作業を進めるのはハヤシダさん。
慣れたどころか、撮りやすいように傾けてくださるほど。ありがとうございます!
見せていただいていると本当に手際が良いのです。
例えば、写真4枚目。吹返しに細工を入れるときには左手で鉢をきっちり支える。
そのあとに前立てを付ける。
もしもこの工程を逆にしたらきれいに細工ができないわけで、
そういった手順・段取りが「職人技」を支えているのだなぁと感じ入ります。
以上、小物成形場からレポートでした!
レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!