暑くなってきた工場(こうば)、今回はロクロ成形場から仕上げ作業のレポートです。
こちらはまんまるとしたふくろうの灯り。
機械ロクロで成形したまるい本体には、羽や目、灯りを取り付ける穴まで細工が進んでいました。
このときの刷毛目が、やさしくほっこりとした風合いになり、
世界に唯一の個性になるのですね。
今日この灯りを初めて作っている、と言うフクドメさんは入社2年の新人さん。
え、初めて?
「いろいろやらせてもらってきて、それの応用というか」「この頃は作れるものが増えてきた」
母校で陶芸を学んで入社したフクドメさんですが、仕事は初めてのことが沢山あったようです。
(作業の横から写真を撮られるのも初でしょう……お邪魔しました)
今は、このロクロ仕上げやその前の機械ロクロ成形、製管機、鋳込みなどの成形作業に入っているとのこと。
成形方法の多様さも、明山窯ならではの特徴です。
それを肌で感じてきた様子。
「いろいろできるのが楽しい。もっと上手くなりたい」
明山に来て驚いたのは、
「こんなにも花瓶を毎日作るんやーって。毎日毎日、沢山」
全国へ旅立つ明山窯の花器・花瓶は種類も豊富。それらすべてが手作業なのですから、連日手を動かさねばなりません。
陶芸を産業として捉えたきっかけ、とも言えるかもしれませんね。
以上、ロクロ成型場からレポートでした!
レポーターは陶芸をしたことのない素人・モリでした!