じっとり蒸し暑い窯場を伺うと、ちょうど窯詰めの最中でした。
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左奥、棚組された前へレールを動かしています。
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棚組された台車をレールへ。
(上段に傘立て、下段には食器・花瓶etc.がびっしり。とても重たい)
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窯との隙間を目測確認
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レールから窯へ。ぐぐぐぐぐ……
びしっと収まりました!
画像の「シャトル式 ガス窯」は、明山窯はもちろん信楽町内の焼屋さんで1970年頃から普及したタイプです。
画期的なのがその「台車」。
それまでは窯の中に潜ってやらなければならなかった窯詰め・窯出しが、外でできるようになったのです。
これにより、安全性・効率性が格段に上がりました。
しかも明山窯にあるタイプは台車が2台あり、一方を焚いている間にもう一方を棚組できます。
はじめて工場に導入したときの感激は、さぞ大きかっただろうと思います……!
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蓋を閉めます。
これからの時期、どこよりも暑い窯場からレポートでした!
レポーターはモリでした。
窯にはこんな焼物が乗っていました >>つくばい・水鉢・傘立て|信楽焼明山窯webshop和楽