雛人形作り最盛期の小物成形場からレポートです!
荷台に成形の終わった人形が整列しています。乾燥中のようですが……
まるで雪国の蓑(みの)みたいでちょっとかわいい。
確かに今日も信楽は寒いのですが、これはいったい何なのでしょう?
通りがかったフジオカさんを捕まえて伺いました。
「これなぁ、髪とかは土が薄いやろ、すぐ乾くねん。モノは上から乾くし」
「キレたりワレたりするねん」
なるほど、全体で乾きにムラがあると、あとでヒビに繋がるのですね。
髪に濃淡がありますね。色の濃いところは着物や頭部に付いていて、色の薄いところに比べて乾くのが遅いのがわかります。
「昔は(被せていなかった頃は)これでよくキレてん」
毎年毎年の積み重ねが、より品質の良い人形、焼物作りを支えている。その一端を見ました。
小物成形場からのレポートでした。
レポーターはモリでした!
職人の技術と知恵の蓄積。明山窯の雛人形特集ページはこちら。
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