雛人形作りも大詰めの工場(こうば)、今日は乾燥室からレポートです!
前回、小物成形場での乾燥のようすをレポートしました(2016年2月9日【小物成形場】)。乾燥のさせ方がキレやヒビのない美しい仕上がりを左右するということでしたが。乾燥はまだまだ終わりません。
次は場所を移してじっくり乾燥されます。
ここは工場の2階、真下の階にはガス窯のある乾燥室です。
焚く際の熱を使ってしっかり乾燥させます。
(詳しくはこちら 環境への取り組み|信楽焼窯元・明山窯公式サイト)
上の写真のなかで、雛人形はどこにあるかというと、右。棚の上、サン板にいくつも並んでいるのが見えるでしょうか?ゆっくり乾かすため、煙突から離れた棚に置いてありますね。
こちらの雛人形は「絢(あや)」のようです。
着物の重なりや模様、扇が出来ています。焼く前の土の色はこのような淡い色をしています。
作業中のノボルさんに話を伺いました。
ここでどのくらい乾かすのですか?
「1週間くらいはかかるなぁ」
それって傘立て並!
煙突から離れたところで、じっくりゆっくり乾かすことが、きれいで端整なお雛様を完成させるのですね!
この後は彩色、瞳入れを経て窯焚き。
予断を許さない作業がまだまだ続きます。
乾燥室からのレポートでした。
レポーターはモリでした!
この日乾かされていた雛人形はこちら。
明山窯の雛人形特集ページはこちら。
雛人形制作の工場レポート 過去の記事も併せてご覧くださいませ。